毒物暴露後の慢性疲労症候群

Racciatti D, Vecchiet J, Ceccomancini A, Ricci F, Pizzigallo E.

Mail Magazine ME/CFS Information, No.62, 2002.12.18.


概要:http://www.co-cure.org/infor30.htm#toxic
全文:http://listserv.nodak.edu/scripts/wa.exe?A2=ind0104D&L=co-cure&P=R550
原題:Chronic fatigue syndrome following a toxic exposure.
著者:Racciatti D, Vecchiet J, Ceccomancini A, Ricci F, Pizzigallo E.
所属:Department of Infectious Diseases, G. D'Annunzio University



慢性疲労症候群は、臨床病態であり、6ヶ月以上続く深刻な疲労とそのほかの症状群により特徴づけられる疾患です。ほどんどのCFS症例において、その病理が明らかになっていなくとも、この疾患に関する研究結果は、化学物質暴露または、食物中の毒物(シガテラ毒、シックハウス症候群、湾岸戦争症候群、有機塩素系農薬/殺虫剤など)によるものであることを示唆しています。

G. D'Annunzio大学感染症研究部国立CFS情報センターにおいて、環境毒性因子(シガテラ毒2名、溶剤3名)に曝された数ヵ月後にCFSの臨床症状を呈した5名の被験者(女性3名、男性2名、平均年齢37.5歳)を対象としました。

これらの被験者と性別、年齢が同一で、毒物の暴露を受けていない2つのCFS患者サブグループとの比較を行いました。サブグループは、EBV感染後にCFSを発症したと考えられるグループとうつ病を併発しているグループとしました。

これら被験者を対象とし、臨床検査、神経生理学的、免疫学的研究、神経内分泌検査を行いました。

毒物に曝された患者は、コントロール群と同様、視床下部機能障害を示していました。さらに、CD4/CD8比に異常が見られ、免疫系のより大きな機能障害生じていることが明らかとなりました。これらの症例のうち3例は、NKレベルが低下していました(CD56+)。これらの知見は、CFSの病理学的メカニズムの理解に有効であると考えられます。


翻訳:Co-Cure-Japan, Jp-care



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